当サイトは広告が含まれています。

微生物の力でろ過される水

戦前の日本の水道水は「緩速ろ過」という方法で綺麗にろ過されるのが一般的でした。このろ過方法はずばり、微生物の力を借りてお水を綺麗にする方法で、別名「生物ろ過」とも言われていました。

緩速ろ過の流れは以下の通りです。

1.原水をポンプでくみ上げて、浄水場の着水井に入れます。
2.沈殿池の水の汚れが沈むの待ちます。
3.汚れが底に沈んだら、その上澄みを緩速ろ過池でろ過します。
4.ろ過池には、玉石、砂利、ろ過砂が順番に敷かれているのですが、ろ過池は時間が経つと、砂層の上層部に藻が発生します。
5.この藻が光合成を行い、酸素を発生します。
6.すると有機物が発生してきて、藻自体が餌になって微生物群を生み出します。
7.微生物群が水中の細菌や浮遊物、アンモニアなどを取り除き、水道水が誕生するわけです。

このように、緩速ろ過は薬を使わずに自然の原理を利用してお水を綺麗にする、昔ながらのろ過方法なんですね。

湧水や天然水は、血長に降った雨が地層に染み込み、土に中で長い時間をかけて綺麗になってきます。緩速ろ過は、このような浄水システムと同じ仕組みになっているわけです。

ただし、日本の水道水は、水道法によって一定の残留塩素が必要とされています。
このため、緩速ろ過の最後には、消毒の意味での一定量の塩素が注入されています。

〜コスモウォーターの注文と申込 TOPページに戻る〜